研究会・イベント日程

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関西コンバーティングものづくり研究会 第3回定例研究会開催のお知らせ(終了しました)

【開催日時】

2015年10月28日(水) 講演会12:55~17:00/懇親会17:30~19:30

【場所】

NLCクリスタグランドビル 4階大ホール

【お申し込み方法】

申込みフォームからご登録ください。

【参加費】

法人会員、個人会員、シニア会員は無料

※一般参加の方、もしくは入会希望の方で聴講希望の方は事務局まで問い合わせてください。(事務局:TEL.06-6390-1501)
テーマ講演は「食品・パッケージ・農業」です。

【プログラム】

12:30 開場
12:55 主催者あいさつ
13:00~
13:50

◎テーマ講演(1):「電子レンジ加熱対応レディーミールの開発動向」
包装科学研究所 主席研究員 葛良 忠彦 氏

講演要旨: 調理食品の中で、1食分の主菜や副食などがセットされたタイプのものは、レディーミール(ready meal)とも呼ばれている。電子レンジ加熱タイプのレディーミールの販売形態としては、冷凍販売、冷蔵(チルド)販売、常温販売のいずれもが適用されている。
本講演では、電子レンジ加熱タイプの調理食品の各種包装技法と適用されている包材、および電子レンジ対応の各種機構、各種開発商品例および今後の市場展望について述べる。

13:55~
14:45

◎テーマ講演(2):「農業用ハウスの外張り資材におけるプラスチックフィルムの役割と可能性」
高知大学農学部 自然科学系 農学部門 准教授 西村 安代 氏

講演要旨: 農ビが販売されて50年以上経過した。農業用の外張りフィルムの光透過性や耐久性は飛躍的に向上し、加えて様々な素材や機能を付加された資材が多く出回っている。近年、ハウスの役割は保温だけでなく、栽培環境を調節し、植物の生育も制御するようになった。プラスチックフィルムは、今後なお一層農業用ハウスの外張り資材としての役割が期待される。そこで、農業用外張りプラスチックフィルムの役割と今後の展望について述べる。

14:50~
15:30

◎テーマ講演(3):「高ガスバリア性食品包装用ナイロンフィルム『エンブレムHG』」
ユニチカ株式会社 東京本社 包装フィルム営業部 市場開発グループ 桑田 秀樹 氏

講演要旨: 単身世帯や高齢者人口の増加などに伴い需要を伸ばしているレトルト食品のパッケージにおいては、従来のアルミベースに変わり、バリア性を有した透明フィルムがシェアを拡大している。本講演では、ナイロンフィルム「エンブレム」シリーズの従来技術を応用し、本用途向けに新フィルム開発に至る経緯、商品展開事例を紹介する。

15:40~
16:20

◎専門講座(第3回目):「中小企業における知財戦略のあり方~権利取得する際の留意点~」
特許業務法人前田特許事務所 弁理士(1級知的財産管理技能士) 川北 憲司 氏

講演要旨: 卓越した技術を活かすために、あるいは、下請体質から脱却するために、知財戦略をどのように立てたらよいのか、正直言ってよく分からない、という中小企業の経営者の方に、知財戦略にまつわる基本的な考え方をご説明します。前回(2回目)は、知財をどのように活用したらよいかを説明しましたが、今回(3回目)は、権利を取得する際の意外と知られていない留意点についてご説明いたします。

16:25~
17:05

◎基礎講座(第3回目):「最近注目されるようになった高分子材料の熱物性とその測定法」
地方独立行政法人大阪市立工業研究所 企画部 研究フェロー 上利 泰幸 氏

講演要旨: 今世紀に入り、放熱問題がますます問題となる中、最近では熱制御材料として高分子材料が期待されるようになった。そこで本講義では、それらの基礎となる、高分子材料の熱物性(熱伝導率、比熱、熱膨張率等)について優しく解説し、それらの多種な測定方法について紹介する。

関西コンバーティングものづくり研究会 第2回定例研究会開催のお知らせ(終了しました)

【開催日時】

2015年7月29日(水) 講演会12:55~17:00/懇親会17:30~19:30

【場所】

NLCクリスタグランドビル 4階大ホール

【お申し込み方法】

申込みフォームからご登録ください。

テーマ講演は「医療・メディカル」です。

【プログラム】

12:30 開場
12:55 主催者あいさつ
13:05~
13:55

◎テーマ講演(1):「医薬品の包装について」
株式会社Office高分子医薬 代表取締役社長 安井 清忠 氏

講演要旨: 日本における医薬品の売り上げの約85%は医療用医薬品である。一般に、医療用医薬品には不安定なものが多く、流通の間に加水分解や酸化分解を起こす。日本では錠剤やカプセル剤はPTP包装と呼ばれるPVCのシートに入っているものを薬局で必要数だけカットされたものを渡される。欧米ではPVCやPETなどの瓶で流通しているものが多い。梅雨(雨季)のある日本などの東アジアの気候は薬にとって非常に厳しいもので医薬品の品質確保のため、素材の検討、包装におけるいろいろな工夫などがなされ流通している。
今回、聴講される皆さんは専門外かもしれませんが、できるだけわかりやすく説明したいと思います。

14:00~
14:40

◎テーマ講演(2):「医薬品としての貼付剤の特徴」
ニプロパッチ株式会社 執行役員 春日部工場長 山内 仁史 氏

講演要旨: 医薬品製剤の中で貼付剤(パップ剤、テープ剤)は日本が世界に誇る製剤である。またその使用方法は局所疾患に用いる場合と全身性疾患に用いる場合がある。本講演では貼付剤の特徴をパップ剤及びテープ剤に分けて解説し、その有用性について述べる。

14:45~
15:25

◎テーマ講演(3):「薄く、やわらかく、指にフィットする絆創膏を目指して(製品開発事例)」
東洋化学株式会社 技術部 次長 矢野 昌彦 氏

講演要旨: 東洋化学株式会社は、従来堅くて厚みがあったため、指関節などの屈曲部位にはなじみにくかったハイドロコロイド型絆創膏を、必要な機能を維持しながら薄く、やわらかいハイドロコロイド膏体を開発することで、指関節にもしっかりとフィットする絆創膏としました。今回、この薄膜化ハイドロコロイド膏体の開発において、どのような問題が発生し、それをどのような方法で解決してきたのか、当社の取り組みについてご紹介いたします。

15:35~
16:15

◎専門講座(2):「中小企業における知財戦略のあり方~知財の活用を考える~」
特許業務法人前田特許事務所 弁理士(1級知的財産管理技能士) 川北 憲司 氏

講演要旨: 卓越した技術を活かすために、あるいは、下請体質から脱却するために、知財戦略をどのように立てたらよいのか、正直言ってよく分からない、という中小企業の経営者の方に、知財戦略にまつわる基本的な考え方をご説明します。1回目は、知財の本質が「排他権」であることを説明しましたが、2回目は、この「排他権」をどのように活用したらよいかを考えます。

16:20~
17:00

◎基礎講座(第2回目):「高分子の熱的性質の測定法と注意点(DSC、TG-DTA、TMA、DMAなど)」
地方独立行政法人大阪市立工業研究所 企画部 研究フェロー 上利 泰幸 氏

講演要旨: 高分子は、さまざまな分野に応用されるため、高分子の熱的性質を測定することは、基礎的な特性を知る上で必要であるだけでなく、応用分野に合わせた耐熱性、耐久性や信頼性などの確認に欠かせない。ここでは、昇降温したときの熱の出入り、重量変化、寸法変化などから測定できる高分子の熱的性質の情報について簡単に説明する。

関西コンバーティングものづくり研究会 第1回定例研究会開催のお知らせ(終了しました)

【開催日時】

2015年5月27日(水) 講演会13:00~17:10/懇親会17:30~19:30

【場所】

御堂会館 南御堂 A展示室

※御堂会館の正門前にして、向かって左手の階段を地下に下りたところです。
(正門の中には入らないで、御堂筋沿いの階段を下に下りたところになります)
※これまで使用してきた会場とは違いますので、ご注意ください。

【プログラム】

12:30 開場
12:55 主催者あいさつ
13:00~
13:40

◎テーマ講演(1):「3次元ディスプレイの最新動向」
大阪市立大学 大学院工学研究科 電子情報系専攻 教授 高橋 秀也 氏

講演要旨: 家庭用尾の3次元ディスプレイにおいては一時期のブームが過ぎてしまいましたが、デバイスの改良に伴う画質の改善等により、裸眼で自然な 3次元像を観察可能とする方式は、医療分野などへの応用が期待されております。ここでは、3次元ディスプレイの歴史から最新の開発動向についてご紹介します。

13:45~
14:25

◎基礎講座(第1回目):「高分子の熱特性(高分子における熱とは? 熱挙動)」
地方独立行政法人大阪市立工業研究所 企画部 研究フェロー 上利 泰幸 氏

講演要旨: 高分子は、3大材料の一つとして欠かすことができないだけでなく、豊富なバラエティーを持つため、さまざまな分野で利用されている。ここでは、極低温から高温で溶融するまで種々の温度域で種々の挙動を示す高分子が持つ特徴的な熱挙動やそれに影響を与える因子について基礎から簡単に説明する。

14:30~
15:30

◎テーマ講演(2):「2020年に向けたディスプレイの動向―技術と産業のゆくえー」
テック・アンド・ビズ株式会社 代表取締役 北原 洋明 氏

講演要旨: ディスプレイの技術と産業は、2020年に向けて大きく変わっていく。これまでのFPD(Flat Panel Display)からNew FPD(Free Perception Device)の世界へと進化する。液晶を中心とした表示技術の多様化と共に、製造技術もこれまでの面積ビジネスからの脱皮が重要になる。市場と製造が拡大する中国の動向も目を離せない状況にある。世界のFPD産業の動きを継続的に追い続けてきた視点で、ディスプレイの技術・市場・製造の動向を多角的に分析する。

15:35~
16:05

◎テーマ講演(3):「光学用高硬度ハードコートフィルムの開発」
旭化学工業株式会社 技術部 部長 西村 一晃 氏

講演要旨: 従来から、光学ディスプレイ表面には保護フィルムが用いられてきました。 近年、スマートフォン、タブレットだけでなくパソコンにもタッチパネルが用いられ、保護フィルムにも表面硬度、操作性、防汚性などさまざまな性能が要求されてきました。これらの要求性能に対しての取り組みと今後の課題、弊社高硬度フィルムの紹介をご報告します。

16:05~
16:40

◎専門講座:「中小企業における知財戦略のあり方」
特許業務法人前田特許事務所 弁理士(1級知的財産管理技能士) 川北 憲司 氏

講演要旨: 卓越した技術を活かすために、あるいは、下請体質から脱却するために、知財戦略をどのように立てたらよいのか、正直言ってよく分からない、という中小企業の経営者の方に、知財戦略にまつわる基本的な考え方をご説明します。1回目は、「知財の本質」について考えます。

16:40~
17:10

◎技術・会社紹介:「各種成膜技術・装置のご紹介」
株式会社SCREENファインテックソリューションズ 成膜応用ビジネス部 事業開発課 担当課長 井上 正雄 氏

講演要旨: 当社がフラットパネルディスプレイ(FPD)市場向けの装置開発で長年培ってきた「コーティング技術」を用い、エネルギー分野をはじめ、多様なアプリケーション向けに展開を進めている技術や装置をご紹介いたします。

特別オープンセッション 開催(終了しました)

2014年度会員(講演会参加費無料)、および2015年度会員(講演会参加費無料)、入会検討中の会員外の一般の方々(講演会参加費:おひとり様3,000円)に向け、今年も、特別オープンセッションを開催します。日程と会場は下記の通りです。

【開催日時】

2015年4月8日(水) 講演会13:00~17:00/懇親会17:30~19:30

【場所】

講演会:大阪産業創造館 4Fイベントホール
懇親会:16階スカイレストラン

【プログラム】

12:30 開場
12:55 主催者あいさつ
13:00~
14:00

◎「東アジア共生・共栄への途について考える」
大阪市立大学 経済学部 教授 朴 一 氏

講演要旨: 東アジア経済は、世界2位の経済大国になった日本に続いて韓国・台湾・シンガポールなどのNIES、タイやマレーシアなどのASEAN、中国などの後発国が経済的キャッチアップを遂げ、東アジア北米、EUに続く経済成長地域となった。しかし東アジアは経済的に繁栄する一方で、領土問題や歴史問題をめぐって政治摩擦が激化し、政治摩擦は経済協力関係をも阻害する要因になっている。講演では、こうした東アジア(日中韓)の政治摩擦の背景を探るとともに、東アジアが今後目指すべき共生・共栄の方法論について考えてみたい。

14:05~
14:55

◎「競争環境から見た技術マネジメント(改革の必要性)」
恵和株式会社 取締役 戦略推進本部 本部長 足利 正夫 氏

講演要旨: グローバル化が進み、1つの業界に多くの国内外の企業が参入する時代が到来しています。製造企業は、単純に技術力を高めること、優れた製品を創出することだけでは、企業の永続性や健全性を保つことが難しくなってきています。これらの背景を念頭に、一般的なマーケティング理論や体験的な事象を交えながら、これからの技術マネジメントの捉え方について提議します。

15:15~
15:55

◎「経済産業省施策のトピックスと近畿経済産業局の取り組み」
近畿経済産業局 産業部創業・経営支援課長 足立 光晴 氏

講演要旨: ものづくり企業の新事業展開や経営革新支援の観点から、経済産業省施策のトピックスと近畿経済産業局の取り組みをご紹介いたします。

16:00~
17:00

◎「ウェアラブルエレクトロニクスデバイスの現状と素材への期待」
神戸大学大学院 工学研究科 電気電子工学専攻 教授 塚本 昌彦 氏

講演要旨: ウォッチ、HMD、その他のウェアラブル、最近はテキスタイルなど、ウェアラブルデバイスが急激に進化してきている。本講演では最近のウェアラブルデバイスの動向についてサーベイしたのち、素材に対する課題について述べる。

関西コンバーティングものづくり研究会 第4回定例研究会(会員企画提案型)開催のお知らせ(終了しました)

【開催日時】

2015年2月18日(水) 講演会13:00~17:00/懇親会17:30~19:30

【場所】

NLCクリスタグランドビル 4階大ホール

【プログラム】

12:40 受付開始
12:55 主催者あいさつ
13:00~
13:40

◎テーマ講演(1):「プラスチック3次元表面加飾の最近の動向と展望〜塗装レス加飾技術を中心に〜」
MTO技術研究所 桝井 捷平 氏

講演要旨: プラスチックは各種の優れた特性を有するが、通常の成形だけでは、質感が不足し、安っぽく見えるなどの課題がある。これを解決する有力な手段が「加飾技術」で、今では、単に見栄えを向上させるだけではなく、「機能付与加飾技術」へと発展している。本講では塗装レス加飾技術を中心にプラスチック加飾技術の最近の動向と今後の展望について紹介する。

13:40~
14:10

◎テーマ講演(2):「印刷フィルムを用いた成形品への意匠と機能性付与」
日本写真印刷株式会社 産業資材事業部 シニアスペシャリスト 藤井 憲太郎 氏

講演要旨: 以下のような内容構成にて、解説を行う。
1.3次元成形品への表面加飾法について
2.印刷(直接印刷・間接印刷)と印刷法について
3.転写箔・IMLについて
1)転写箔・IMLの基本構成, 2)転写箔に組み込める 意匠・機能
4.転写・貼合加工方法
5.成形同時転写 (IMD)
6.IMLについて
1)typeS, 2)typeP

14:20~
14:50

◎基礎講座:高分子物性・構造(4)
大阪市立大学 大学院工学研究科 化学生物系専攻 高分子科学研究室 教授/新産業創生研究センター 所長 堀邊 英夫 氏

講演要旨: 基礎講座今回はこれまでの3回の講義でお話した内容のまとめです。問題形式で行います。 高分子材料の分子量、分子量分布について復習します。また、高分子材料は結晶性の観点からは、結晶性高分子と非晶性高分子の2つに分かれますが、それぞれのガラス転移温度(Tg)、融点(Tm)、沸点という物性について考えましょう。
高分子材料を引っ張ったときの外力に対して試料中に発生した力である応力(Stress)と、試料のひずみ(Strain)との関係を表すS-S曲線について復習します。代表的な高分子材料について、S-S曲線から読み取れる「硬い・軟らかい」(弾性率の大小)、「強い・弱い」(破断強度の大小)、「もろい・ねばい」(破断ひずみの大小)という物性について考えましょう。

14:50~
15:20

◎テーマ講演(3):「TOM工法の可能性」
布施真空株式会社 代表取締役 三浦 高行 氏

講演要旨:
・3次元表面被覆工法(Three dimension Overlay Method=TOM)の基本プロセスの解説
・現在多く使用されている商品の紹介
・Core技術としての「TOM」の位置づけ
・ユーザーのアプリケーションにより今後さらに期待される市場への展開
以上の概要により「TOM」がCore技術として幅広く深く理解されることを期待する。

15:30~
16:00

◎テーマ講演(4):「軽自動車の内装デザイン開発」
ダイハツ工業株式会社 デザイン部 デザイン室 課長 佐々木 克典 氏

講演要旨: 多様化が進み競争が激化する軽自動車の世界で個性を発揮するために室内空間において重要なファクターである「質感」のとらえ方と表現について解説する。

16:00~
16:30

◎テーマ講演(5):「感性工学に基づいた加飾用素材の開発について」
東洋紡株式会社 コーポレート研究所 快適性工学センター 部長 石丸 園子 氏

講演要旨: 感覚計測技術により快適性に優れた商品開発に取り組んでいる。その手法を用いて、さらさら感、しっとり感のあるフィルム「和触感」、合成皮革「ブレスレザー」の開発過程、および、商品の特性について紹介する。

16:30~
17:00

◎テーマ講演(6):「加飾用途向けPPシートの開発」
出光ユニテック株式会社 営業本部 事業企画室 開発営業課 多田 圭志 氏

講演要旨: 加飾市場において他素材の用途開発が旺盛であるが、当社は従来のPPシートの特徴に加え、「高透明性」「易接着性」「良成形性」「耐薬品性」「表面平滑性」等の加飾部材における特性を付与したPPシートの開発及び販売を開始した。その中でも、「高透明性」「易接着性」が他素材と比較し、同等以上の性能を有するシートである。当社は、汎用インキがPPシートへの印刷が可能であり,密着性も他素材同等以上の性能を有する。PPシートの優位性を他素材との比較及び採用事例や弊社開発状況を説明する。