コンバーティング技術とは

 私たちは、コンバーティング(Converting)技術について、「プラスチックフィルム・シート、金属箔、紙・板紙、不織布、繊維、鋼板、ガラスなどの比較的薄い基材に、コーティング、ラミネーティング、プリンティングなどの新たなプロセスを経て、新たな価値を生み出す行為の総称」と定義しています。
 コンバーティング技術は、コーティング、ラミネーティング、プリンティング、スリッティングなど、多彩な要素技術を組み合わせた「集積技術」と言えます。その成果は、エレクトロニクス、エネルギー、パッケージング、農業・園芸、建築・土木、情報・通信、電力、交通・運輸、医療・ヘルスケア、セキュリティ、環境、防災などの幅広いフィールドで、現代社会が生み出す種々雑多なニーズを充足するために活用されています。
 さらには、有機ELデバイスやプリンタブルエレクトロニクス、スマートハウスなどの次世代エレクトロニクスはもちろん、バイオテクノロジーや医療技術、ナノテクノロジーなどの近未来の分野にもその可能性を広げ、ますます注目度が高まっています。

<コンバーティングの技術領域>

  • コーティング技術(ウェットコーティング、ドライコーティング〔蒸着、スパッタリング、その他〕)
  • ラミネーティング技術
  • 粘着加工技術
  • プリンティング技術
  • 仕上加工(スリッティング、カッティング、抜き加工、製袋)
  • 表面加飾、表面処理技術
  • 塗液製造・分散技術
  • 製膜・成膜技術
  • ウェブハンドリング技術
  • その他関連技術

<主な製品マーケット>

  • 電気・電子分野
  • 包装(食品・非食品)
  • 医療・医薬分野
  • 車両・交通分野
  • 建築・分野